トップページ > 青森どうぶつ眼科センター併設 > 白内障
眼の中にある水晶体という部分の一部 もしくは全部が白く濁る病気です
進行・原因によって視力が低下したり、失明してしまう症状が出ることがあります
多くは遺伝・加齢・糖尿病などによっておこります。 白内障はゆっくりと進行していき、初期段階ではさほど視力障害も見られないため飼い主が気付かないうちに進行していきます。
・トイプードル
・アメリカン・コッカー・スパニエル
・キャバリア ・ゴールデンレトリバー
・ラブラドールレトリバー
・シーズー
・ヨークシャーテリア
・シベリアンハスキー
・柴犬
・ビーグル
・マルチーズ
・ボストンテリア
・パグ
・M.シュナウザー
・ウェルシュコーギー
・ミニチュアダックスフンド
・ダルメシアン
などがあげられます。
特に「プードル」「アメリカン・コッカー・スパニエル」は若年性白内障が多い犬種ですので老犬に限らず普段からしっかり観察しておくことが必要です。
・ものにぶつかって歩く
・ものが動いても気づかない
・音に敏感に反応して驚く、怖がる
・寝ていることが多い
・急に噛みつくことが多くなった
動物は「眼が痛い」「眼がかすむ」という症状を伝えられません。
このような状態に気づいたら目の検査を受けましょう。
初期段階の軽度の白内障はさほど視力障害が見られないため、内科的治療法(点眼薬)によって進行を遅らせる事ができます
既に視力障害が起こっている重度の場合には、外科的治療法によって水晶体を摘出し、眼内レンズを挿入する手術を行います。
角膜・水晶体など眼の状態を詳しく検査する他、糖尿病を併発している可能性もあるので血液検査も行います。
また手術が可能であるか麻酔前検査として、レントゲン検査、エコー検査、血圧、尿検査、 心電図検査、CRP(全身の炎症性反応)など全身の精密検査を行います。
*検査には時間を要しますので、余裕を持ってご来院下さい。
当院では2日前から管理の為入院していただいております。手術3時間前より点眼を開始します。
入院中は1日4回点眼を行い、眼圧を測り正常値に近くなりましたら1週間ほどで退院となります。
自宅で点眼をしていただきます。 いつもと違う様子がありましたらすぐに連絡して下さい。